いちにち

わすれないように

いつものあの人

吉祥寺シアターのハイライフを観てから日記が止まって、気づいたら年もまたいでいた。

最近は、日記をブログでつけるより自分ひとりしかいないLINEグループを作ってそこで仕事の愚痴や服装、観た舞台や映画の感想や、Hey!Say!JUMPのコンサートに行ったりを壁打ちしていた。

ひとり遊びです。

 

ブログに書かないとひとりで壁打ちをして終わってしまうので、今日見に行った映画の感想をリハビリとして書きたい。

 

今日見に行った映画。


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これは後で私が見る備忘録用。


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3月15日公開『青春のジャック 止められるか俺たちを2』。

舞台挨拶付き先行上映会で、井上監督と主人公井上監督役杉田雷麟、芋生悠が来るいう事で見に行った。

 

このチケットを購入する時、私のスマホのデータ回線が遅くてなかなか予約画面につながらなくて辟易し、やっと入れた時には一列目が全て埋まっていた。

その座席指定画面を見ながらこれはもしかして…と思うことがあったのが、いつものあの人だ。

いつものあの人は、去年の大阪アジアン映画祭で石橋監督の『朝がくるとむなしくなる』で私の斜め前に座っていた彼。去年全国公開になった同じく『朝がくるとむなしくなる』の監督舞台挨拶にも近くで座っていた彼、今日も私の斜め前に座っていた。遭遇3回目。

次の遭遇はいつになるのか。また会えたときはアイコンタクトでも送りたい。

 

前作の止められるか俺たちをを見ていなかったので、1980年代の映画なんだなと思っていたら、作中の方々がほぼ実在の人物で、井浦新がアンナチュラル→最愛で止まっていた私の中で、最愛→若松孝二になった。最愛のイメージで見たら、心臓発作が起きる。

つくづく役者はすごい。

映画は、若松孝二が名古屋にシネマスコーレを作り、そこで映画を見ていた学生井上が若松に弟子入りし、メガホンを取った河合塾の30分映画を作るという話なのだが、井上がことごとく空回りし怒られて怒られて自信をなくして実家の名古屋に帰ったり、シネマスコーレでバイトをしながら燻っている金本はそんな井上に対してキレまくり、それをシネマスコーレ支配人の木全がいなしながら、成長していくストーリーだった。

 

木全が映画が好きというのを東出があのよい意味で少し狂気じみた甘い声と高いテンションで演じている。いろいろ言われるが、この人のそういうところを見たくて見に行ったのでその時点で満足。(この前の本の特集のBRUTUSもよかった)

井上監督曰く、井浦新東出昌大も本人そのままのようで、現場でもどっしりと構えて見ていたそうだ。

若い2人の井上、金本を演じる杉田雷麟と芋生悠が生き生きと演じていた。

実際の人物たちの中で、唯一フィクションなのが芋生悠演じる金本とのこと。今でも男性世界といわれる映画界で女性を登場させたかったらしい。

女であること。若いこと。あともうひとつ。映画を作る上で常に怒っている金本のバックホーンは実際の人物なら、いいドキュメンタリー映画を作ったと思う。

男と女が出てきて、ふたりでいると男女の関係になることが多い(偏見かもしれないが、他の映画を見ながら肉体関係になるなよ…と思うと高い確率でなる、と思っている)中、そんな関係になりそうで、ならないのはよかった。

最後の金本の屋上のシーン、演じ方を迷っていた芋生悠に、ほらきた!と演技レクチャーをしたのが東出だということをここに刻みたい。

あと、コムアイはいつもいい。

理想と現実に振り回されながらもがむしゃらに生きる姿は泥臭くて青春映画だと思う。

若松孝二の懐の深さを感じた。

 

iPhone画質

 

最近、『カラオケ行こ!』も見ていたので、青春映画の幅広さ、寛容さに浸った。

青春映画はやっぱりきらきらその時を生きている感じがしていい。

 

あと、私が見た幻なのかもしれないが、若松を名古屋駅まで送りに行くシーンでN700系新幹線とTOICAと禁煙車両が映ることに???となった。いざ車内に入ったら、さっき12号車から乗ったはずがなぜか3号車になっていた。

座席のシーンはもちろんN700系ではなくて、若松のあとから井上が乗り込み、ふたりで真向かいに座るシーンの後ろに映る夜景がもろCG(なんか安いやつ)で笑ってしまった。

そしておそらくビールを飲み交わすシーンは今のプルトップ缶じゃない感じだった。あのあたりのシーンは、すべて私の幻だと思いたい。

ちなみにN700系、2007年ごろから使用されている。

 

帰りにパンフレットとTシャツを購入した人特典で舞台挨拶に来た3名がサインを書くというので物販列がすごいことになっていた。

並ぶと途中でサイン会が終わりそうだったので年始に見ていた『市子』のパンフレットを買って帰る。

ずっと頭の片隅から離れない。

 

 

 

 

最近のできこと

『朝がくるとむなしくなる』が公開されてからシネクイントでトークショーがもりこまれているようで、行けばよかったという気持ちと地元に来るまで待とうという気持ちがせめぎ合っていたが、地元にトークショーに来る日が決まったので、いそいそとチケットを取った。

今週はいつもなのだが特に仕事でストレスがたまることが多く、ひりひりする日々だった。人とは表面上だけでも穏やかに仕事をしたい。

 

先週の旅行中にチケットを取ったハイツ友の会が出たライブ『お人形と。』もアーカイブで見ようと思っていたら見逃してしまいチケットを無駄にしてしまった。

吉本のFANYは2日しかアーカイブが残らないことを覚えておかないといけない。

あと18日の「Kakeru翔GP」に行くか悩んでいる。

 

映画の感想もその映画の公開が終わったころにめちゃくちゃな感想を書いているのだが、最近新聞の興行数ランキングでいまだに『ゴジラ -1.0』が上位に食いこんでいて震えた。

最近見た映画や舞台もまだ寝かす時期なので公開が終わったころに感想を書こう。

 


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舞台はあと二本チケットが残っている。

まだまだ一年は終わらない。

 

 

いっぱい詰めこんで

東京に行くと毎回詰めこんでしまう。

 

ひさしぶりの東京、初めての吉祥寺シアター

実質前から一列目で、小日向星一がころころと特定の観客を移ろいながら目を見てセリフを言うスタイルだったので、目をしっかり見て演技をしてた。もちろん照れた。

前に劇団チョコレートケーキが伊丹で舞台をした時が一番近かった気がしてたが、同じ目線の舞台はおそらく初めてで終始役者ってすごいなあ…と頭からっぽなことしか思わなかった。

舞台はたった一文で終わるような話をずっと繰り返している会話劇だった。

もう一回観てもよかったかもしれない。

 

終わったあと、学芸大学前に行き、マッターホーン。

バームクーヘンをだいぶ前にいただいた記憶があったので行くと予約制とのこと。地域に根付いているケーキ屋で展示に出てくれないからまたダミエを食べ損なった。ダミエを買う機会がほしい。

romi-uniにも行きスコーンとジャムを買う。

旅行に行くとお菓子(とくに小麦製品)ばかり買うのをそろそろやめたい。

ホテルは小川町で近江屋洋菓子店に近かったので次の日に行こうとまた小麦のことを思う。

晩ごはんはちょうどいいお店が見当たらなかったのでセブンで済ます。東京は店内で作れるスムージーがあるからいい。大阪はあまりその波が来ていない。


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夏に福井に行った時、YouTubeで僕が見たかった青空のスムージーweb CMがよく流れていて時折り見ていたが今はあまり痕跡がなくて少しさみしさを感じる。

ホテルには、ウェルカムチョコチャンククッキーなるものがあった。初。

 

朝。

よくよく考えたらホテルは朝食付きのプランだったのでホテルで比較的健康なものを食べた。

偏食がすぎるので、自分なら選ばないラインナップでわくわくするが、甘めのオムレツとケチャップとウィンナーが苦手なのでほぼメインが食べれない。

頭が起きないのでお風呂に入ってメールを見て、三輪さんのブログを読んだ勢いでハイツ友の会の漫才を見た。いくつか見ていたら近々ライブをするらしいので、チケットを取った。朝の勢い。

「人の鍵アカって楽しいですよね」と表と裏で同時に私をフォローしている(私はひとつしかアカウントを持ってないんだが)Twitterのフォロワーさんを思い出した。

21_21 DESIGN SIGHTで開催していた「もじ イメージ Graphic 展」を見に行く。

素晴らしすぎて震えて、おもしろすぎて笑った。

 

動画をずっと見ていたい。

最近、この本を読んでいたので文字とデザインへの興味がある。

売れるには戦略が必要。

 

隣のギャラリーで開催していた「Digital Happiness」展も見に行った。

INFOBER が刺さった世代なのでApple Watchのケースとして販売されるINFOBER が気になって仕方ない。まだ夢をあきらめてないらしいのでまた是非スマホ界隈で復活を希望。

 

帰りのミッドタウンでひさしぶりに散歩中に荒ぶっている犬を見かけた。東京のど真ん中で荒ぶっている、その調子を続けてほしい。

 

帰りは初めて茅乃舎に行き、メニューから消去法でにゅうめんを食べた。私の苦手料理上位に食いこむにゅうめん。ひさしぶりに食べたらやっぱり苦手で好物のうどんとなにが違うのかいつも考えてしまう。稲庭うどんなら大丈夫なんだけど、夏の素麺も好きだけど、温かい素麺になると駄目になる。

 

そのままFairycake Fair で生カップケーキを購入して新幹線に乗ったら、石橋夕帆監督のインスタストーリーで唐田えりかちゃんの『朝がくるとむなしくなる』のオフショットが出ていて、イネクイントの舞台挨拶に行けばよかった。舞台の真っ最中だったけども。

地元は2週遅れでトークショーの予定も出てなかったので、石橋監督にDMを送ったら関西でもトークショーがあると聞いてうきうきした。

今年初めの大阪アジアン映画祭の時に年末に公開できたら、と聞いたことが現実になっててすごい。

 

東京はいつも人が多くて情報が多くてあたまが痛くなるけれど、やっぱりおもしろいことが起きている感じがする。

 

 

 

 

 

 

 

手の届く範囲(もしくはそれ以上)

ともかくさむい。

仕事帰りに歩いていたらケーキ屋に貼られてあった張り紙。

ヨレヨレになるのでごめんなさいね、の文字にまだ先だと思っていたクリスマスと小さな愛おしさを感じた。程よい程度に幸あってほしい。

 

9月から観ていたいくつかの舞台。

 


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『スリル・ミー』

3ペアで『私』と『彼』、プラスピアノのみが舞台に立つ栗山民也演出のミュージカルで、私が観たのは尾上松也と廣瀬友祐の回だった。

尾上松也が生で見たかったのと、2018年の時だったかの公演で震えるほどTwitterで公演中から公演後も呟き続けている人を見たことがあったので、今回は謎の使命感にかられて観に行った。

 

『私』にとって『彼』は自分が歩んでいる道から外れても、例え『彼』を少しも信用していなくても、祈りのようなひとつの輝く道標ような存在だった。

信用していないからこそ、すべてを丸めこんでひとつになった。

 

10年くらい前の私の体力ならのめり込んでエンドレスで観たかもしれないけれど、今の体力では各一公演ずつ違うペアの解釈も観たかったと思う。

仕事場の人への感想は「家系ラーメン背脂チャッチャ系を観た」

 

 

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『ロスメルスホルム』

今年のチケット運がよかったのか、前の方や2階1列目で観ることが多かったが、この時も全体を見渡せるいい席にあたり、思う存分三浦透子を堪能できた。

これこそ愛とは、信念とは、祈り、呪い、野望、全てが抜け殻になった人が見ることができる、見ると死に至ってしまう白い馬の幻。

同士であると信じていたのにそれが実は愛や野望から発するものだったり、愛や野望から発生したものが高潔な信条に変わってその場から抜け出せなかったり。

周りの人は下衆な物言いや、誰が誰を味方につけるか、敵になるかを考えるがそれは些細な問題で、2人にとっては思想上では同士であり、お互い心の内を隠す。

人は、ころころと思想を変える瞬間がある。

よく変わる人もいるが、天恵が落ちて来たように否応なく変えられてしまう人もいる。

体では表せられないどうしようもなくもどかしく、上手く言葉にできなくて、ついさっきまで話していた言葉を翻す。

最後にロスメスとレベッカが、ロスメスが妻が亡くなってから渡れていなかった橋を渡り、高尚な世界に行ってしまうこと。

過去の重責、呪いを解き放して旅立ってしまうこと。

この舞台は再演をしたらもう一度観たい。

この舞台も栗山民也演出だった。

 

舞台は、やっぱり楽しい。

生、感情、をぶつけてくる。

三浦透子が素晴らしかった。

 

 

 

 

肌にあう場所


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吉沢亮アサヒビールのCMを見て、活動的に動くならこうだよな、と思うし今こういう時代の流れの中でこのCMを打ってきたんだろうなあと考える。

 

でもビールはおいしいのだ。

今年特においしかったと思ったビール。

松江に行った時のビアへるん。

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好みすぎて取り寄せまでしてしまった。くどくなくてまた飲みたくおいしさ。

 

松江に行ったのは、カネコアヤノの単独ライブの松江公演が全落ちしたのでとりあえず空気だけでも味わいに行くかと思ったのと初めての場所だったのもあったからだ。

山陰地方独特の交通の弁の悪さが果てしない。

大阪からだと岡山まで新幹線の後、2時間特急やくもに乗る。

松江の温泉目当ての家族を連れて軽い気持ちで向かったが、特急やくもが難敵でこういう時ほどゆっくりと楽しめるなにかを持って腰を据えて旅行をするべきだと思った。

旅行とはそんなものなのにすぐ着くと思ってしまうのは本当によくない。

お酒を飲んだりしゃべったり、うつらうつらしたりで名前しか知らなかった安来を通り抜け、車窓からどこまでも続く宍道湖を眺めてながら、とりあえず出雲大社に行こうと終点出雲まで買った切符で出雲に着いた。

 

あいにくの雨の出雲大社。大社に近づくたびに雨が降ってくる。

出雲大社は、出雲駅から近いと思わせて意外に遠い。

駅からバスに乗り換え、松江ブリュナリーを通り抜けて静かな出雲大社に着いた。

門前の前には宝くじ売り場、宝くじ売り場の横にはクラフトビールのお店、スタバより混んでいるおしゃれなお蕎麦屋、雨なのかさらさらやる気があまり感じられないかき氷屋さん、一畑電車の駅の綺麗なステンドグラスの構内。

新しいものと古くから培われたものが混在している。雨けぶる出雲大社だった。

松江に戻るとこの夜はちょうど、灯篭祭りが開催中で松江城の堀で堀川巡りが行われていた。

霧雨の中それに乗り、普段では体験できない(普段は夜運行がなく雨が降っている)のでカメラのフラッシュと岸の灯籠の光の乱反射できらきらしていた。

 

この灯篭祭りは松江城を見下ろす城下で行われ、ちょうどカネコアヤノのライブはその松江城の迎賓館のような有権文化財の興雲閣で行われていて、おそらく松江城の堀に浮かぶ夜の船のライトを見ながらライブを行ったんだから、それは素敵なものだったんだろう。

日程調整もおそらく合わせて来て、幻想的なものを見せてくれたんだろう。

 

次の日は前日の雨模様から一転して晴れ模様。

松江城天守閣へ登る階段が凄まじく急で手すりがないと転げ落ちそうな気分だったが天守閣へ登った後の開放感が爽やかだった。

小さな子供が、急な下り階段を自分が降りる!と叫んでトルネードのように床をくるくる回っていたのに、いざ一歩降りた瞬間、自力で降りることをあきらめお母さんに抱っこされているのが微笑ましかった。

あの急階段を片手で子供を抱きしめ降りる母は強い。

その子供は、城から降りてアイスクリームをにこにこと食べていた。

 

冷やしぜんざい。

甘さ控えめでおいしかった。

 

松江で1番これは、また飲みたいと思った「どじょう掬いまんじゅうに合う紅茶」。

いつの間にか、かわいい要員に入れられたどじょう掬いまんじゅうの戸惑いが感じられる。

今と違う都市に住むなら松江がいいかもしれない。

これからしばらくして、偶然お知り合いになった方がこの島根あたりの人でいろいろ話しているとやっぱり島根はほどよく田舎でほどよく都会の過ごしやすいところなんだと教えられた。

また島根に行きたい。

 

 

9月からの思い出の一部分

 


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Instagramのノートはこの気分。

公式のMVがなくて心がしゅんしてしまう…。

昼がどんなに暖かくても夜になるとさむくなる。でも春が来るより冬がきたら微笑ましくなるのは、マフラーをもふっと巻く男子や女子だったりする。

 

 

9月から何故か映画より舞台を観ている。

見た映画。

 


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『福田村事件』

森達也監督、初監督作品。

映画を見終わったあと購入した『福田村事件』のパンフはとても太くてそのまま埋もれた歴史の厚さを知ったような気がした。

これでもか、これでもかというほどのこの事件を知らしめるための熱量、そして何もできない絶望。人をランクで分けるその圧倒的な日常。

何が違って何が一緒なのか。一緒ということすら拒否をする。

それがまだ地続きで続いている現実。トラウマからどうしようもなく声小さくたちすくむしかできない澤田。デモクラシーを夢見ている村長田向が迎え入れざる得ない現実。

「この人は○○だから」は結局は差別でしかない。

見終わった後に、この澤田夫婦はどこに向かって行くのだろうと思った。

 

何が正しくて(官は正しくない設定で書かれるが)、何が正しくないのか、その流れに空気に追従するのは、反対するのはいいことなのか、悪いことなのか、仕方ないことなのか。

千葉新報だっかのマスコミの女性のみ今どきのセリフを訴える。

「なんで!なんで、こんなことになるのか!朝鮮人はどさくさに紛れて何かを私たちにしようとするのか!なんでそう思うのか!それを扇動しているのは私たちマスコミではないか!」のような声を出しているがこれは全く世に反映されない。

この映画の女性は世界に声をあげている。あげれる範囲で。

映画の帰りに森監督の本を購入した。

普通の人たちがなんともなく押すスイッチ。

見たことがない世界が潜んでいた。

 

ついでに森監督のドキュメンタリー映画も見た。


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アマプラにこの前まであった。

この普通が許されないマスコミの報道が求めている視点と違うとそうなってしまうよな、と思ってしまう。

 


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武田砂鉄さんとの対談はまだ聴けていない。近々聞く予定。

 

あまり関係ない話だか私の好きだった小説家がある時急に世の中でいうところの陰謀説に飲み込まれた人になっていた。その時はTwitter(X)で呟いていたが今の主な居場所はFacebook に移動している。

時々、投稿を見てしまう癖をどうにかしたいがあの人は今の世界の紛争を述べていた。

あの人にとっては私が陰謀論に取り憑かれていると思うのかもしれないが、私にとってはあの人が陰謀論に取り憑かれていると感じて、大きな溝が生まれている。

どこで私たちは方向を違えてしまったんだろう。

 

 


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ゴジラ -1.0』

山本貴監督の作品。

見る気がなかったのだが、仕事場の人から「3丁目のゴジラ」と言われたのと、tohoの6回見たら1回無料があったので鑑賞。

Twitterで「百田と永遠の0」からの脱却という感想もあったので見に行った。

このゴジラは、戦争が終わった後どうしようも死に際も行き方もわからなかった人たち(主に男性)の未来に生きるための概念のような気がした。

別にゴジラ、いらないのでは。でもゴジラを取り巻く世界は何か現実と虚構に塗れて人が死に、ある人は死場所を探す。

ゴジラは何を目的に東京を目的地に選んだのか。何故自分の縄張りにしたのか。

何故あの人たちが東京、広くは日本を守るために立ち上がったのか。

結局ゴジラは戦争で死んでいた男性たちの生きる糧としての概念として日本に現れて最後海底深くに眠りにつく。

本来ならゴジラの位置付けが朝鮮戦争だったかもしれない、冷戦だったんだろう。あとビキニ環礁とか。

でもそれをゴジラという概念で、これからも生きる、を定める映画というのが私の感想だった。

今でいうPTSD。それを跳ね除ける発火剤としてもゴジラ

アルキメデスの大戦』で示された滅びゆく国の依代としての大和より人が生きるために犠牲になるゴジラ

映画ゴジラを見るのは初めてだったが、ゴジラはいつもこれほど切ない存在なんだろうか。

ゴジラが出した砲撃の後に降る雨が黒い雨だったのは、ルーツを世襲しているんだろう。

映画としては、未来が待っているのが見えてよかった。

 

 

後は見た舞台。

『スリルミー』

『ロスメルスホルム』

ガラスの動物園

『消えなさいローラ』

 

舞台は書ききれないのでまた書く。

めちゃくちゃな文章で。

書きたいように書く。

文章が上手くなりたい。

 

 

 

 

 

 

9月からの出来事の一部分

牛肉キンパ風巻き寿司と牛肉キンパはまったく別物だと、家族が買ってきたキンパ風巻き寿司を食べながら思った。

 

今日は、一段とさむい。

今年初、マフラーと手袋を身につけて仕事場に行った。もうすぐ去年流行ったバラクラバみたいなものをつけて出勤しないといけないかもしれない。今年いろんなブランドが出しているが、あまりつけている人を見かけない。まだ少し早いのか。

 

しばらく日記を書いていなかった間に映画や舞台をいくつか見に行った。

 

 


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『ほつれる』

漢字にすると、解れるというらしい。

ほどける、乱れるという意味だとネットで書いてあった。

意味を調べるためにYahoo!コメントを見ていたら、まさしく!と思った。

主人公、綿子はまさしくほつれて絡まってしまうから。

綿子は木村くんという男性と浮気をしている。

木村くんは既婚者でふたりでグランピングに出かけ、その旅行の帰りに木村くんは交通事故で亡くなってしまう。

夫の文則は前妻の間に子どもがひとりいる。その子は前妻が仕事を探している間、主人公の家で預かっている。それを許す文則と文則の母親。しかも母親は綿子の家で(同居ではないのに)子どもを世話をする。

綿子は特に嫌ではない。嫌ではないがたぶん揺らぐのだ。

ある日ふと木村くんからもらった指輪がないと気づく。

 

一方で綿子と木村くんの関係は綿子の友だちも知らないので(友人であることは知ってる)、木村くんのお墓参りに行ってしまう。

文則が綿子と一軒家に住もう、内見に行こうと言って内見予約をしたその予定日に。

木村くんの実家に行って気づく。本当はグランピングなんてするような人じゃないこと。木村くんの妻は浮気の存在も知っていること。

そもそも綿子が人と向き合えないこと。

木村くんとグランピング旅行に行った時も、綿子の友だちと木村くんのお墓参りに行った海鮮焼き屋も、文則と住むマンションのダイニングテーブルさえ、向き合って座っていないこと。やっと木村くんの妻と話し合いをした時に人と向き合って座ったこと。

木村くんと長い結婚生活をしていて愛妻家だね、一途なんだね、と言われてもそうでもなくただ馴れ合いのような関係だと告げられた時。

ふたりは止まれない、ゆらゆらと弛んで揺らいでほどけて、他人と向き合えなかった間が楽しかったのかもしれない。

文則との楽しかった時は、自分と不倫の関係だった時。糸がほつれるように、岸に括られた紐が少しずつ岸から離れるように綿子は現実と向き合ってまたほつれていく。ヤフコメであったほつれをそのままにしていたら絡まってしまうから。

結局綿子は荷物をまとめて車で旅立つ。

 

加藤拓也監督作一作目『わたし達はおとな』が見れなかったので、この映画を見てから同じ加藤拓也演出『いつぞやは』も観に行った。

 


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加藤拓也演出は意図的だが何故か栗山民也演出によくあたる。

『いつぞやは』は主人公が死んでしまうけど、まだ希望が見え隠れする。生きるとは、を感じた。

定期的に歌うたまの『さよなら人類』。

滅んでいく歌を歌う主人公は体は滅んでも意識が残る。

 

でも会話劇を楽しめるだけの知識が足りない。

本を読め、私!

ちなみに今読んでいる本。

一章と私感が長い。

 

 

 

おすすめのマンガ

おすすめのマンガを友だちに聞いた。

今定期的に読んでいるマンガに少し飽きがきてしまったのと、一巻完結ではないと読む気力がなくなってきたため。

友だちは最近マンガを読んでいないらしく、何故か呪いの本をおすすめされた。チョイスがいつも逸脱。

 

9月の半ば。

コロナがまたざわざわしてきているが、友だちに会うために福井に行った。

コロナ前から考えると5年ぶりくらい。1日目は敦賀で赤レンガ倉庫と山寺に登り、日本海を眺めてかき氷を食べる優雅を味わった。

 

満喫。

 

この日記を書き終わる前に、『ブラタモリ』で敦賀の回をしていた。

レンガ館の前の恐竜が映らなくて残念。廃線した線路を歩いたことを思い出した。

駅から繋がる道路が真っ直ぐしている感じ、とても舞鶴と似ていた。

 

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この回を見てから行けばよかったと少し後悔。

 

夜は、焼き鳥を秋吉で食べた。昔は混んでいなかったが、今は開店前に並ぶ行列店。

大阪でいうところの551の蓬莱やりくろーおじさんのチーズケーキのようだったが、ひさしぶりの秋吉は美味しかった。

(大阪の店舗があんまりないのが本当に残念で福井から帰ってから難波の秋吉に行った)

 

大学生ぶりに友達の家泊めてもらってHey!Say!JUMPのコンサートDVDを見たりぐだぐだ話をしたあと、今読んでるマンガ話になった。

私が読んでいるのは、

 

(若干飽き気味)

 

おもしろいマンガを教えてほしい。

せっかく福井に来たのでヨーロッパ軒のソースカツ丼と、福井で古民家カフェが流行っているらしいので「古民家35」さんに行く。

猫がいます。

 

kominka35.

おしゃれすぎて居心地良くて2時間くらい滞在してしまった。

カフェと併設の雑貨コーナーもかわいい…。

 

おしゃれ本も壁一面に置かれているので、その中で気になったマンガを大人買いした。

 

 

ほのぼの、こんなお店があれば通ってしまう、心のオアシス。

最後、お店のふたりより、しおりちゃんとミソラの話がウエイトを占めていたのが少し残念。

おもしろいマンガを教えてほしい…。

 

つながる

9/1からのQoo10メガ割に初めて参加した。

購買意欲が刺激されるのがとてもわかる。楽天スーパーセールでも一年くらい前から地味にずっと欲しいと思っているNintendo Switchを買ってしまいそうな勢い。

オードリー若林正恭星野源の『LIGHTHOUSE』を見るために、Netflixにも手を出そうとしている。若手時代の話を聞きたい。

星野源のオールナイト LIGHTHOUSEを聴いたらますます見たくなり、昨日星野源ED LIGHTHOUSE がリリースされた。

「暗い歌が好きなんです」って言う星野源、最高では。(だから初期の歌が好き)

 

物欲がだんだんなくなってきているので(お酒代と舞台代でクレジット明細がほぼ出来上がっている)、新しいものにふれたい。

オードリー若林は先月唐突にnoteが読みたくなり1ヶ月だけ購入した。

一年分を一気読みしてしまうボリュームだったので読むものとして手に持っていたい。あの内輪感では無理だろうけど。

 

この前の土日、『DCHQ』はアマプラからスターチャンネルに加入しないといけないのに気づいたので後回しにし、アマプラオリジナルドラマ『国民死刑投票』の1話を見た。

Samsungが提供に入っているのか、登場するキャラのスマホがほぼGALAXY Z HoldかZ Flipかで驚いた。日本では9/1発売で生でさわってみたいと思っていたので、ドラマ中に映る姿をまじまじと見ていたがiPhoneが Type-Cになるのを夢見ているのでしばらくはiPhoneで生きていたい。

ドラマは新しいのに撮り方やストーリーに古いにおいがした。2話は様子見する。

 

続きで『ウーマン・トーキング 彼女たちの選択』を見る。


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2回見よう。日本語字幕で見たので、次は英語字幕で見よう。

見始めて、これは…と思っていたらその通りの展開で、この前までアマプラで漁って見ていた新興宗教のドキュメンタリーを思い出した。彼女たちの勇気と選択が実ることを本気で祈る。

いい会話劇を見れた。

あと映画とはほぼ関係がないが、宗教とカルチャーは混ざりやすいので自戒したことも思い出した。(映画を見ながら思い出したアーミッシュは、時々カルチャーと混ざる。)

 

今日は見れる(精神状態)!とずっとリストに入れていた『THE LOBSTER』を見始めた。


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ウーマントーキングでのベン・ウィショーつながりとずっと見る機会を逃してたので。

結婚至上主義で回る世界の中でマイノリティの独身者はひとつのホテルに集められて同じ服同じ靴同じ水着を与えられ、欲すらも自分で決められない。ホテルから出る方法は、同じ独身者の中から結婚相手を探すことで、そのためにホテルの支配人から監視されて、仲がうまくいかなくなるとその緩衝材で子どもさえ支給される。ホテルの暮らしはある一定の期間をすぎると、リアルな動物にさせられる。

一定の期間を延長するには、森に住む野良の独身者を捕獲することだけ。

結婚とは、独身とは、途中までしか見れてないが今の結婚しないと!子どもを産まないと!の圧力と同じものを感じた。

監視され、画一化され、好きでもないのにアイデンティティさえも変えて好きにならざる得ない、そんな地獄のような世界が、我が物顔で居座っている。

主人公の愛犬がちゃんとエサをもらっているのだろうか、愛してもらっているんだろうか、あの犬は元は人間だったのかもしれない。

少し虚しくなってしまったので途中で見るのを止めてから、映画の続きを見ることができないので、フィニッシュできるようにがんばりたい…

 

 

 

年末までのカウントダウン

今日1番よく見た絵面はsorry.pia.jp。

ぴあがまったく繋がらなくて、観たい舞台は一般売りをする前にチケットを手に入れるに限る。

ついこの前も島根で開催予定のカネコアヤノのライブにオフィシャル二次で申込んだら外れ、ぴあ一般に賭けたら少なくても2分で完売だったのを思い出した。興雲閣大広間で見たかった。ライブのチケットが取れる前にホテルを押さえたので島根観光の予定。

それはそれで楽しみだ。

10:15過ぎにやっとぴあに入れたので、目的の舞台を無事購入した。12月のチケット。

 

6月から断片的に日記を書いていたので、過去の分を読み返したがカネコアヤノの6/28フェスティバルホールと7/23大阪城野外音楽堂に行ったことを書いていなかった。カネコアヤノはタイミングが合えば地元開催分は行く予定にしている(島根は観光に行きたかったのと有形文化財開催だから行きたかった)

フェスティバルホールから何かがぐわっと変わった気がする。がっちりピースがはまった感。

大阪野音はカネコアヤノ初野外だったので大きく身体が弛んでしまった。空気と音楽と夏が混在して、溶けてしまった。もし私が今小学生で夏休みの日記の課題があれば、大きなトピックになるだろう。フェスには手を出さないので夏の思い出ができた。

9/1に心斎橋JANUSで行われた柴田聡子/ぶっ恋呂百花に初生柴田聡子を見に行くつもりでチケットを取ったが、その前の週に不可抗力の事故に合い、傷はないけれど身体がぼろぼろだったのでパスをした。

 


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これを見ます。近々福井に行くので。

この前誘われて見に行った韓国アイドル?のライブもおもしろかった。

書き出すと色々あったなあ。

 

 

舞台は7/22に兵庫県立芸術文化センターに『ある馬の物語』を観に行った。

定期的に白井晃演出作品を観たくなる。

成河の身体能力に驚く。舞台エヴァ窪田正孝の身体能力とはまた違う。

前者が動なら後者は静。前者が火なら後者は水。

圧倒的な存在感とするりと馴染む空気のような、役によって違うのだろうけど人間の表現力への畏怖を感じることができた。

アフタートークでの熱く語る成河と静か語る白井晃の正反対の語りたい欲と今ロシア文学を公演することへの身にまとう空気、抑圧者と被抑圧者の関係、今に通じる何か。

またパンフレットを買ってしまう。

 


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ロシアといえば押井守が語っていたことがおもしろかったのでこの土日はアマプラを見る予定。

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窪田正孝をもっと観たくなり『いつぞやは』のチケットを取ったがまさかの首の怪我で主演交代になってしまった。また万全の状態の舞台が観たい。

加藤拓也演出なので楽しみにしていたのだが夏帆が観るのも目的だったので楽しみ。

成河もまた観たくなり、年末の『ねじまき鳥クロニクル』のチケットを取った。


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年末まで早すぎる。