『宝飾時計』を観に行った次の日、舞台『ジョン王』を観に行った。
去年からシアタードラマシティと森ノ宮ピロティホールにはお世話になりっぱなしだ。
そろそろ違うホールに行きたいと思っていたら来月はサンケイホールブリーゼ。COOL JAPAN OSAKA WWホールにもそろそろ行きたい。
あまりシアタードラマシティの舞台で幕間があった記憶がない。いい意味でスピードのある舞台をしているイメージをいつも上演している記憶がある。
そして『ジョン王』。
いい意味でとても面倒くさい舞台だった。
蜷川幸雄演出のシェークスピアは生前中観たことがなく、『シブヤから遠く離れて』(もっと蒼井優を観ればよかった!)や『皆既食』を観たことがあるくらい。その記憶で『ジョン王』を観に行ったら、コテコテの昭和歌謡のようだった。
暗喩で人形が落ちてきて、内臓らしきものも落ちてきて、天井から人形が吊り下がる。
今まで観たものと記憶が違っていたが、たまたま近くにいた方たちが「蜷川演出はこんな感じだったらしい」という話をしていてもう少し彩の国の舞台を観に行けばよかった、と思った。
小栗旬が唐突に歌い出したり、差し引きを覚えてほしいと思ったが、この奇抜な演出もおもしろく受け入れられた時期があると思うと舞台は、生き物なんだなと思った。
舞台はやっぱりおもしろい。