いちにち

わすれないように

3月に見た映画

3月に3本映画を見た。

もう少し見たいがなかなか見るのがむずかしい。

 

『朝がくるとむなしくなる』は大阪アジアフィルム映画祭で見た。

主演唐田えりか。東京では昨年映画祭で上映したらしい。

なかなか唐田えりかの映画をチェックするのがむずかしい。たまたまTwitterでチェック入れてた時にヒットしたので、運よく大阪の上映に気づいた。

心苦しい棘を抱えて淡々と進む日常にくじけそうになりながらそれを人と一緒に溶かしていくお話。

思っているより人はいい意味でも悪い意味でも他人のことをあまり考えていなかったり、人といることで溶けてなくなる棘だったり、自分には普通にうまく生きていけている人が自分と違うどうにもできない心の棘を持っていたり。おでんをぶちまけたり。

唐田えりかと芋生悠のリアルな友人関係が、リアルな姿を見せてくれて、居酒屋シーンと酔っ払ってくだらないことをするシーンがほぼアドリブと聞いて腑に落ちた。

 

あと、JAPAN CUTS Award受賞、おめでとうございます。

www.oaff.jp

 

監督は、石橋夕帆監督。

石橋監督といえば、

www.bokuranosyokutaku.com

 

私がひやひやはらはらしながらずっと気にしていた『僕らの食卓』のメイン監督。

 

映画終わりに監督と話すタイミングが(結構時間が迫っていたので無理無理だった)あったので、唐田えりかさんが好きなこと、今回の映画がとても自然でよかったこと、『僕らの食卓』の原作が好きすぎて実写化が怖かったがこの映画を見て安心したことを一方的に話してしまった。

映画は東京公開は今年末予定とのこと。大阪でもまた見たい。

『僕らの食卓』はまだ1話しか見れてないが、原作の三田織先生がうれしそうなのと、2話目から原作とは違うみたいだがきちんと原作をリスペクトされているみたいなのでうれしい。

全10話も話があるのか(今連載中のおかわりのストーリーを含めて)、オリジナルが多くなりそうだが楽しみにしている。

 

 

唐田えりかつながりで1週間限定上映をしていた『死体の人』を見に行った。

死体の役をするばかりでなおかつ死体にリアルを追求しすぎて仕事がなくなる主人公が、呼んだデリヘル嬢の役が唐田えりかだった。

『朝がくるとむなしくなる』の時と違ってものすごく身体を張った演技をしていて、それがよかったのがうれしい。

スキャンダルがあったあとだから今までとは違う役、と言えばもやもやしてしまうがこの役はとてもよかった。もっと色々な役をしてほしい。

映画は、途中に入れてきた妊娠検査薬薬からの展開は???になりおもしろかったが、キスを許さないデリヘル嬢が最後に主人公にキスを許すのは、もやもやしてしまった。

強い母としての女性しか許さないのもちょっと。あと、見合いの釣書の女性の顔でやいやい言うのをおもしろさと描いているのはどうかと思ったりした。

 

Winny』も見に行った。

2ちゃんねるや5ちゃんねるに触れることがなかったので、この事件のことを知らず見たが、東出昌大三浦貴大がよかった。

東出のあの少しあまい高音の声が、とても合っていたと思う。善悪がはっきり分かれる中で悪いのは警察検察という流れから、システムの考案者にまで罪は問えるのか?使用する人の性善説に基づいて罪は罪、システムはシステムと切り離して裁くことはできるのか、人とはなんだ?を考えた。

これもおもしろかったが、たいして遠い過去の話ではないかと思うのに、女性は法律事務所のお茶汲みや男性陣の盛り上げ要員しか出て来ず、びっくりした。

おそらくそんな昔でもないのに。

女性の進出は、色々言われているがここ最近のものなのか。

 

見た映画は比較的おもしろかったのでよかった。

まだCSでコロナ禍やバタバタしていていつの間に上映終了して見れていない映画を撮ったので見ようと思う。


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がんばるぞー。