前に書いた日記を見たら、まだ4月だった。
それから、映画や舞台を見たり(観たり)、一ヵ月がつぶれてしまうほどの喉風邪を引き、取っていた舞台のチケットはすべて母親に譲ったり、で、やっとまともに動くことができるようになったのが6月初旬。それまで甘やかしていた身体を労るために行きつけのマッサージに行ったら、5月から料金プランが改定されていた。以前より3,000円ほど料金が値上がりをしていた。
野菜や小麦やたまごにバター。今まで値段が上がっても仕方ないと思っていた。
マッサージもクリーニング代、人件費、空調代諸々上がっているのもわかるけれど、平日と土日祝の料金プランが変わってしまったので、わたしが希望する平日の時間は前よりいっそう激戦になってしまった。
マッサージの後にする、次回予約の日を決める時間が本当に苦痛で(担当がほとんど全部予約で埋まっているから)、(チラッチラッ)(平日と土日祝だと値段が上がるけれど土日に予約を入れてもいいですか〜?)的に「空きがないんですよ」と言われたのでやっとそのマッサージ師とおさらばしたりもした。
意外と長くお付き合いが出来たので新しい憩いの場を発掘しなくては。
次のお店の目星はつけているので心地よく過ごせたらいい。
4月に見た映画。
『ベイビーわるきゅーれ2 ベイビー』
相変わらずの主人公がゆるゆるまったりぐだぐだで、ちさとのショッパーに平成初期ギャルみを感じた。このインスタを見ていたので。
阪元裕吾監督がこれでもかと名前が一字違いの坂元裕二にやいやいしているのか、『花束みたいな恋をした』や菅田将暉を語る渡辺哲はカオスだった。
同じジャックパーセルを履いているなんて情報、結構です。
キャラは途中でだれるのもこのシリーズのよさだと思っているのでよかったが、冷静に考えると、正社員と契約社員の越えられない壁、プロとアマのどうしようもないもやもやが残った。
どうしても思い通りになりようがない。
4月の2本目。
上映期間が短いと思い、初日にヴィレッジ。なかなかの重さを味わった。
引っかかるシーンが多くて(村に帰ってきた幼馴染(女性)が何もない村から出ることができるくらいの実家の財力と女だから田舎にいなさい的な教育をおそらく受けていないのに、東京で鬱病を発症して息詰まる田舎に帰ってはまだ理解できても、その中心部のモラハラセクハラオンパレードな村役場で働く意味がよくわからない………)やアル中の母親を死んだ目でほぼシステマチックに援助する主人公。その母親も主人公が底辺から登っていくにつれ、普通になっていくのが、この監督、女性の描き方そもそも女性が好きではないのでは?と思って同じ制作チームの『新聞記者』もアマプラで見たが同じ思いしかしなかった。
どこがどうと言うわけではないが、『ヴィレッジ』の某出演者のインタビューを見た時に「(女性の)幼馴染にずっと恋心を抱いてて、でもその幼馴染は主人公のことが好きで、(映画中にある側から見たらほぼ性的暴力シーンがある)も純粋だからなんですよ笑」(うろ覚え意訳)にぞっとしたわけで。
その某出演者さんの役が底辺で恵まれていないはずの主人公より優位にあるのに、嫉妬心が小さい時から消えないことでもがき苦しむ、というおそらく設定なのはわかるけれど、純粋、好きだから、はまったく理由にならないのでお気をつけて。
家に帰ってすぐ『僕らの食卓』を見て心の中和をした。
あとは4月唯一の舞台。10年以上振りの松下IMPホールで『カスパー』
しあわせとは何か?
人間とは何か?
寛一郎の舞台を観れてよかった。
ここからいきなり体調を崩したので5月の影を6月末まで味わってしまった。
健康大事。